2019.8.28
こんにちは!まいたけです!
まだ8月ですが、涼しく過ごしやすい日も増えてきましたね!
さて来週、9月2日より『ペット手帳』のサービスが始まります。
当院はペット手帳連携病院となっています♪
Q ペット手帳ってなに??
ペット手帳とは、獣医師や専門家が監修した情報やアドバイスが、
あなたのペットに合わせて届くサービスです。
①ペットの成長や季節に沿った役立つ情報が届きます!
②しつけやお手入れを動画で確認できます!
③診察してほしい内容を事前に病院に連絡できます!
※診察の予約にはなりませんので、お電話かホームページよりご予約ください。
④当院からのイベントや休日などの情報をいち早くお届します!!
Q 登録はどうやるの??
登録は簡単です!
画像のQRコードを読み込み、LINEで友達登録するだけです★
会話形式で案内がきますので、内容に沿ってすすめるだけ完了です!
Q 複数の動物病院を登録できるの??
それはできません。
ホームドクターさんの登録になります。
Q お金はかかるの??
無料のサービスになります!
ぜひご利用ください♬
みなさまのご登録お待ちしています!!
ぬくもり動物日記
おうちでできる健康チェック~パート2
2019.8.28
雨ですね…。
涼しくなったと思ったらもう秋雨のようですね。
こんにちは、まいたけです。
今回は前回の続きとなります!!
この記事をきっかけに
大事な家族であるわんちゃん&ねこちゃんの病気の早期発見に役立てば幸いです
『おうちでできる健康チェック~パート2』
③口
・口臭はありませんか
・歯茎の色はピンクですか
・歯石がついていませんか
・歯肉(特に歯の根元)は赤くなっていませんか
・口から膿はでていませんか
・よだれが多くありませんか
・唇や舌、歯肉部分にしこりやいぼのようなものはできていませんか
・舌の色はピンク色ですか
・乳歯は残っていませんか(二枚歯になっていませんか)
・舌や歯茎がただれていませんか
・歯茎から出血してませんか
・猫の場合、口をあけて呼吸をしていませんか
わんちゃんでは通常でみられるパンティング…いわゆる開口呼吸ですが、猫ちゃんでみられたときは一大事です!かなり呼吸が苦しいときに見られる症状のひとつですので、早めの受診を心がけてください。
ハァハァしているときの舌が紫色になる場合はチアノーゼといって、呼吸がうまくできないときにみられます。この場合も緊急的ですので、早めにご来院ください。
歯茎や舌の色が白っぽくなっていた場合は、重度の貧血が疑われます。血液検査が必要となります。また数値によっては輸血が必要なこともありますので、この場合も早急にご来院ください。
歯茎から出血がみられる場合、歯石があり重度の歯肉炎になっている可能性があります。また、注意が必要なのは、血を固める血小板が下がってしまう病気により歯茎から血がでたり、白目に赤い点(出血点)がでることがあります。この場合は体に青あざができやすいのも特徴です。この病気は血がかたまりにくくなってしまう病気で胃腸や様々な部分から出血し、命にかかわります。血がとまらないといった症状は様子を見ずに、早めにご来院ください。
歯石がついている場合は、大人しい子であれば無麻酔でも除去することは可能ですが、限界があります。徹底的にきれいにするには麻酔をかけて歯石除去、歯肉炎の程度によっては抜歯を行います。この処置により口臭や歯肉炎が改善していきます。
猫ちゃんの口内炎についても同様で、麻酔をかけて歯をぬくことで口内炎が改善することがありますので、ご相談ください。
歯に関しては、おうちでのケアもすごく重要になりますので、歯石が軽度の場合は歯磨きや歯磨きガム等を利用し、口腔ケアをしていきましょう♪
④耳
・脱毛はありませんか
・かゆみはありませんか
・臭いはありませんか
・耳垢がついていませんか
・耳はピンクですか(真っ白になっていませんか)
・しこりはありませんか
・かさぶたができていませんか
・膿はでていませんか
・耳がふくらんでいませんか
・耳の先が紫色~黒色に変化していませんか
・耳の穴はみえていますか、穴が狭くなっていませんか
・耳がかたくなっていませんか、耳はやわらかいですか
耳の赤み、かゆみ、臭い、かさぶた等は外耳炎を疑います。点耳薬により改善が見込まれます。また、外耳炎がひどいまま長期間にわたると、耳の変化として耳の穴がせまくなったり、軟骨がふえて耳がカチカチにかたくなっていきます。普段からお耳をよく触るようにしてやわらかさを知っておくといいですね。
ばい菌が悪さをする外耳炎では膿がでることがあります。点耳薬に加え、抗生剤をのむ必要性がでてくる場合もありますので、早めの受診をおすすめします。
耳の脱毛では、かゆみによって耳をかくことで抜けてしまう場合と、感染症によって抜ける場合があります。特に子猫やお外にいく猫ちゃんでは「糸状菌」というカビが悪さをしていることがあります。他の猫ちゃんやわんちゃんへうつる可能性はもちろん、人にも感染し、赤みとかゆみを引き起こしますので、早期発見が重要です。
夏に猫ちゃんの耳の毛が抜けるときは「蚊刺咬性アレルギー」の可能性もあります。お薬によって改善が見込まれます。
耳全体がふくらんでいるときは「耳血腫」という病気です。外耳炎によるかゆみから発症することが多いです。文字通り耳の中に血液がたまってしまう状態で、針を刺して血を抜き、お薬をいれる処置をします。再発しやすく、手術が必要になることもあります。
今回ももりだくさんになってしまいましたね!
また次回の更新をお待ちください♬
次回は「顔」「前足・後ろ足」です!!!
ぬくもり動物日記
おうちでできる健康チェック~パート1
2019.8.16
こんにちは、まいたけです。
台風の発生も多くなり、お盆も大変でしたね。
海はまだまだ荒れ模様のようです。
ぼくも初めての海水浴を断念しました。
わんちゃんも入れるビーチもあるようなので、
とても楽しみにしていたのですが…。
みなさんも十分に気をつけてください。
さて今回のテーマは「おうちでできる健康チェック」です。
①目
・目ヤニはでていませんか
・涙目になってはいませんか
・目は乾いていませんか
・まぶしそうに目をしょぼしょぼさせていませんか
・片方の目がとびだしてはいませんか
・結膜(まぶたの裏)は腫れていませんか
・まぶたは腫れていませんか
・白目が黄色くなっていませんか
・白目が赤くなっていませんか
・黒目はにごっていませんか
・黒目(レンズ)が白くにごっていませんか
・左右の黒目の大きさは同じですか
小型犬のわんちゃんでは、逆さまつげで目が傷ついてしまうことがあります。目の痛みがありますので、ショボショボさせたり、涙が増えたり、目が充血したりします。
また、キャバリアやシーズーなど目が大きく前方にでているような子は、ドライアイになりやすいです。ドライアイは目に傷がとてもつきやすい状態です。症状は目が乾いていたり、目ヤニが増えたり、目に表面が白くにごったりします。
どちらの病気も目に傷ができ、悪化すると目に穴があいてしまうこともあります。
柴犬は緑内障になりやすい犬種でもあります。目の充血や目が前に飛び出すように腫れてしまうこともあります。目に痛みがありますので、目をショボショボさせる症状がでやすいです。重症度によっては入院点滴が必要です。また失明につながる病気ですので、早めの対処が必要です。
年とともに黒目が白くにごってきた…白内障?と心配になることも多いと思います。しかし、レンズがにごったように見えてくる多くの子は「白内障」ではなく「核硬化症」の可能性が高いです。「核硬化症」は加齢性の変化ですので経過観察となります。一方で白内障は進行のレベルがあり、目薬もあります。根本的な治療は外科になります。白内障はまだごく初期だと肉眼だけではなかなかわからないこともありますので、検眼鏡の検査を行うことになります。
猫ちゃんで多いのは猫風邪による結膜炎です。鼻水、くしゃみといった風邪の症状と一緒に目に異常がでること多いです。ワクチン接種によって重症化を防ぐことができます。ワクチンをうっていない場合は、高熱・食欲不振などの症状へ進行することがあります。
白目が黄色くなっている場合は「黄疸」です。肝臓や胆嚢、免疫の病気、感染症などさまざまな病気が疑われます。緊急を要することが多いため、早めの受診をおすすめします。
ほかにも目の病気は、がんや先天性異常、網膜剥離などたくさんあります。
②鼻
・鼻はしめっていますか
・鼻の色がうすくなっていませんか。一部色がぬけはじめたということはありませんか
・鼻水はでていませんか
・鼻血はでていませんか
・鼻は曲がっていていませんか
・片方だけ腫れてはいませんか
鼻が乾いている場合は、寝起きなどを除いて、どこか体の不調がある・脱水がある場合があります。
ダックスをはじめとする多くの犬種で膿のまじった鼻水やくしゃみ、透明な鼻水が増えるといった症状は歯周病が原因です。おくちも合わせてみてあげましょう。顔が腫れていることもあります。抗生剤で多くの場合はよくなりますが、繰り返します。根本的な治療は麻酔をかけて歯をぬき、きれいにしてあげることです。
鼻が曲がる症状は多くに場合がんが原因です。猫ちゃんの場合、片方の鼻が腫れる、鼻血がでるといった症状は早急に受診をおすすめします。鼻の中にがんができている可能性があります。
犬で鼻が白くなる場合は、これも「リンパ腫」というがんが原因です。早急に治療が必要になります。
猫ちゃんの鼻水は多くの場合、猫風邪です。おくちがただれていたり、歯石や歯肉炎がある子では、おくちのばい菌が悪さをして膿のまじった鼻水がでたり、顔がはれたりということがあります。口内炎がひどくなると食欲も減ってきますので、注意が必要です。
内容が盛りだくさんになってしまいますので、
パート1はここでおしまいです。
秋は人間もわんちゃん、猫ちゃんも健康診断シーズン!!
日頃見れていない部分も、しっかり見てあげてください
病気の早期発見が大切です♪
次回の「おうちでできる健康チェックパート2」は「くち」・「耳」です。
更新をお楽しみに~