外科治療は内科治療と並び治療選択肢のひとつです。外科治療が最も有効な治療法である場合もあれば、その子の年齢や状態によっては内科治療を行うほうが総合的なメリットが大きい場合もあります。当院では、インフォームドコンセントに重点をおきその手術のメリット、デメリットを十分説明させて頂いた上で実施するようにしております。血液検査やレントゲン検査等により手術前の評価をしっかりと行うことで麻酔リスクを最大限に減らせるよう努力しております。また、その子の状態に合わせ疼痛・麻酔管理を実施していくことで動物への負担を減らし、より安全性の高い手術を行えるよう心がけております。
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軟部外科は骨や神経以外の柔らかい組織を扱う外科です。避妊去勢手術から体表腫瘍の切除、腹腔内、胸腔内の腫瘍切除まで多くの範囲を含みます。
※下記症例紹介には一部手術画像を含みます。苦手な方は閲覧をお控えください。
- 〈9歳/柴犬/去勢雄〉
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【レントゲン検査画像】
【CT検査画像】
画像提供:キャミックひがし東京【手術画像】
【退院時レントゲン検査画像】
【病理組織検査】
主訴:間欠的な嘔吐
臨床診断:食道噴門部に発生した腫瘍
- 〈7か月齢/猫/未去勢〉
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主訴:頻回の嘔吐
臨床診断:腸重積による腸閉塞